家族のきずなを描いた話題の映画「象の背中」(井坂聡監督)が27日、公開初日を迎え、主演の役所広司(51)、歌手の今井美樹(44)らが東京・丸の内ピカデリー1で舞台あいさつを行った。 20年ぶりに初日の雰囲気を味わった今井は、約900人の観客を前に感慨深げ。 「みんなで作り上げた作品を、こんなに大勢の方々に見にきていただけて…。 思っていた以上に胸がいっぱいです」と涙ぐんだ。 昭和62年の映画「アラカルト・カンパニー」以来約20年ぶりとなる初日舞台あいさつ。 緊張気味に登壇した今井は、「いよいよ始まるんだなという、いつもとは違う高揚感にドキドキしています。 私は今回の映画で生きていくことの意味、こうして生かされることの感謝をつくづく感じました」と、しみじみ。 続けて「切ないけれど温かい映画。 ゆっくりと楽しんでください」と撮影を思い出すようにゆっくりと語り出すと、みるみる瞳を潤ませた。 同作は、余命半年を宣告された男(役所)が、残された時間の中で幸せの意味や家族のきずなを実感していく物語。 その男を支える妻という大役で、20年ぶりに映画出演した。 女優業自体も、フジテレビ系ドラマ「温かなお皿」以来6年ぶり。 歌手としては「pride」など数々のヒット曲を放ち、貫禄さえうかがえる今井だが、演じることには不安もあった。 だが、1人で立つライブステージでは味わえない喜び、つまり、みんなで力を合わせた作品がスクリーンという形で初日を迎えたことに、感極まったようだ。 「夏の暑い時期に毎日スタジオに向かって、みんなで一生懸命撮った作品。 その中に入れてもらえたことも、うれしかったし、それをこうしてみなさんに見にきていただける…。 思っていた以上に胸がいっぱいです」 今井は、こぼれそうになる涙を必死でこらえて笑顔を作ると、客席を見渡し、そんな作品を`20|が近づく中、わざわざ足を運んでくれた観客に感謝した。 そんな“妻 のいとおしい姿に、役所は「本当にいい家族だった」、息子役の塩谷瞬(25)、娘役の南沢奈央(17)も「仲良くしてもらってうれしかった」と口をそろえた。 映画のテーマでもある家族のきずなが伝わるほのぼのした舞台あいさつ。 温かい“家族 の姿に、観客も目を細めていた。 〔写真:舞台あいさつに立った(左から)南沢奈央、今井美樹、役所広司、塩谷瞬〕 【関連記事】 ・ ・ ・ ・ ・