◇笑顔がなくならないよう−−6年生44人、卒業式で披露の歌詞作りも 家族、友達、地域、そして自分の命を大切に守りたい――。 西条市立飯岡小学校(加藤美江校長)の6年生44人が「ねがい」をテーマにした平和、防災教育に取り組んでいる。 防災や平和への願いを込めた防災ずきんを作ったほか、地域とのきずなや笑顔、非常用持ち出し袋など災害時に大切だと思うことなどを書いた歌詞作りにも挑戦。 歌詞は24日の同校卒業式で披露する予定。 【加藤小夜】 同小校区では、04年9月の`21|による豪雨災害で2人が亡くなり、引っ越しを余儀なくされた児童もいる。 昨年の2学期から、地域の歴史や防災設備などについて学んだほか、それぞれの願いを込め、防災ずきんを製作。 願いを「思い出」と解釈して幼いころ使っていた靴下や手袋を縫いつけたり、平和への思いを込めた布製の折り鶴などを付けたりしている。 児童らが現在取り組んでいるのが「ねがい」という曲の歌詞作り。 災害への備えや、昨年の1学期に修学旅行で広島を訪ね、被爆者から話を聞いたりして学んだ平和を願う気持ちなどを表現している。 「ねがい」は02年3月、広島県の中学生が世界の平和を願う歌として発表。 1~4番までの歌詞を各国の言葉に翻訳し、世界に5番の歌詞を募集したところ、現在1190番まで集まっている。 児童の歌詞も登録され、世界に発信される予定だ。 山地美咲さん(12)は「04年の台風の時には、川に冷蔵庫などが流されていて怖かったし、電気や水が止まり大変だった。 一人が元気を出して伝えればみんなが笑顔になれると思って歌詞を作った」と話している。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇児童が作った歌詞の一例 「人とのつながりを地域のきずなを 大切にして夢や希望を忘れない 平和なねがいを持ちつづければ それが私の心を守るはず」 「いつか必ずくる災害のために 命守る袋用意して備える いつ災害が来てもいいように ぼくたちが出来ることをやればいいんだ」 「もしも今この時災害がおきて 心がつかれて笑顔がなくならないように 笑顔が咲く種をみんなで分けよう みんなの笑う顔があふれるように」 「みんなにきらめく心があったなら いつかまた会えるそう信じてがんばれる いつまでも変わらずにこの心を 持ち続けて災害に立ち向かおう」 3月2日朝刊