◇800メートル、陸地側に最大12メートル 富山湾の高波被害で、高岡市の伏木富山港(伏木外港)北防波堤(全長1・5キロ)を、想定以上の高波が襲い、約800メートルにわたって最大で12メートル堤が陸地側に押し込まれる被害が出ていたことが分かった。 【上野宏人】 ◇検討技術委で報告 国土交通省北陸地方整備局港湾空港部と県が共同で設置した「富山湾における『うねり性波浪』対策検討技術委員会(委員長=高橋重雄・独立行政法人港湾空港技術研究所研究主監)の第1回委員会で報告された。 北防波堤は、20分間の波の高さの上位3分の1を平均した有義波高6・4~5・3メートル、周期12秒を想定。 今回の高波では、同省の伏木富山の観測点で2月24日午後2時に高さ4・22メートル、周期14・2秒を記録し、高さは設計の範囲内だったが、周期は上回った。 これを基に計算すると、今回の高波が防波堤1メートル当たりに働いた圧力は約70トンとなる。 設計上は68トン前後だった。 04年10月の`23|発生時の波は約64トンで、本体の被害はなかったと考えられるという。 今回の高波被害では港湾、海岸、漁港と被害の対象ごとに所管する国の機関が別々に検討委員会を設置したが、この日の検討委で、3月中にも共同のワーキンググループをつくる方針が報告された。 高波の特性を解明するため、データを共有し、専門的見地から意見交換する。 3月7日朝刊