国の中央防災会議は25日、利根川がはんらんして大規模な水害が発生した場合に想定される死者や孤立者の数を発表した。 カスリーン台風(1947年)と同規模で200年に1回発生する洪水を想定し、死者は最大で3800人に上るという。 国が洪水被害で死者数などを具体的に試算するのは初めて。 決壊する堤防の位置を変えて6パターンを試算。 死者数が最大だったのは茨城県古河市の堤防が決壊するパターンで、住民の4割が避難しても死者は近隣の3800人に達する。 浸水区域に高さ5メートル未満の戸建て住宅が多いためという。 浸水面積が最大だったのは埼玉県大利根町で決壊したパターンで5万3000ヘクタール。 東京都葛飾区や江戸川区まで浸水し、住民の4割が避難しても孤立者は67万人にのぼる。 【鈴木梢】