陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市大潟町)は、創立53周年記念行事の一環で、18日、隊員約200人が小銃を携行して同市中心商店街のアーケードをパレードする。 05、07年に続く商店街での「武装行進」に、労働・平和団体などが反発、同駐屯地に14日、中止を申し入れた。 【山下誠吾】 パレードは18日午前11時半~正午、三ケ町・四ケ町アーケードで行う。 迷彩服を着た隊員が、弾丸を装てんしていない小銃を携えて約1キロを行進する。 パレードは02年、アーケードで銃を携行しない形で始まり、翌03年には国道35号で銃を携行して行進。 05年からアーケードに場所を戻し、06年は台風で中止されたが、昨年も銃を携行した。 銃を携行する理由について、同駐屯地は「自衛隊の真の姿を披露し、市民の理解を深めるため」と説明している。 14日は、社民党佐世保総支部と佐世保地区労の計10人が駐屯地を訪れ、宮本修一司令あてに「市中パレード中止を求める申し入れ書」を出した。 その際、昨年12月に同市で起きた散弾銃乱射事件に触れ「今でも(犯人が着ていた)迷彩服や銃に恐怖を抱く市民は少なくない。 なぜ市民感情に配慮しないのか」と問いただした。 これに対し、南信男・第三教育団本部総務科長は「応援してくれる市民もいる。 申し入れは司令に伝える」と答えたが、パレードは予定通り行うという。 また、両団体は市にもパレード中止を働きかけるよう申し入れたが、応対した末竹健志副市長は「自衛隊とは共存を目指して信頼関係を構築してきている」などとして、中止申し入れを考えていないことを明言した。 この日は佐世保原水協、佐世保市平和委員会も駐屯地にパレード中止を申し入れた。 〔佐世保版〕 10月15日朝刊