◇児童59人犠牲、体験談に「すごかった」 50年前の`195915|で被災した桑名市長島町の市立伊曽島小学校で10日、4年生31人が先輩から台風の体験を聞き、被災校に贈られた「愛のピアノ」の伴奏で合唱する授業が行われた。 `195915|で児童59人が亡くなった同校では毎年、4年生が`195915|について学んでいる。 この日は、小学校近くに当時住んでいて被災、現在は愛知県愛西市立佐屋中で教諭を務める市野多美枝さん(55)を招いた。 市野さんは、ピアノの前に並んだ子どもたちに「『こんなピアノが欲しいな』と思いながら何度も練習をした。 懐かしい」と話し始めた。 水が押し寄せた台風当日は、祖母と両親、妹と小学校に避難。 堤防が決壊、水が増え木造の職員室にも入ってきた。 皆で協力して屋根裏に逃げて一夜明かしたことが幸いし、助かったという。 その後、市野さんのピアノ伴奏で全員が合唱した。 谷口健太君(9)は「助かった先生の話はすごかった。 台風は怖いと思った」と話していた。 「愛のピアノ」は米国の映画女優、シャーリー・マクレーンさん夫妻たちが、義援金2万ドルを基に47台を東海3県の`195915|被災校に贈った。 保存状態が良い伊曽島小学校のピアノは、いまもきれいな音色を響かせている。 【沢木繁夫】 〔三重版〕 7月11日朝刊 【関連ニュース】