◇7市町、住民24人が自主避難 非常に強い`18|が接近した8日、県内では強風にあおられた男性1人が転倒して軽傷を負い、小中高校計393校が臨時休校になった。 文化財や農作物にも被害が相次ぎ、7市町の住民24人が公民館などに自主避難。 交通機関にも影響が出た。 【まとめ・後藤直義】 彦根地方気象台によると、午前5時23分、大津市南小松で最大瞬間風速30・1メートルを記録。 24時間降水量は高島市朽木地区で147ミリ▽多賀町146・5ミリ▽甲賀市139ミリ−−を観測した。 県立守山高校では同日未明、グラウンド内の体育倉庫のひさし(縦約5メートル、横約8メートル)が強風でめくれ上がり、プラスチックの屋根が周辺に飛散。 近くの会社員、川井千鶴さん(29)は「メキメキという音が響いて眠れなかった。 朝、隣の小屋を見て驚いた」と話していた。 県防災危機管理局によると、学校施設では計14校で窓ガラスやシャッターが壊れるなどの被害が出た。 草津市山田町では民家の煙突(高さ約3メートル)の先端が折れるなど住宅2軒が損傷。 大津市や高島市では計880戸が停電した。 県教委によると、文化財は8カ所で被害が確認された。 湖南市岩根の国宝、善水寺本堂では、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の一部(50センチ四方)が浮き上がった。 彦根市の彦根城跡内では重要文化財の太鼓門櫓(やぐら)の壁の一部がはがれ落ち、石垣が高さ約2メートル、幅約6メートルにわたって崩れた。 東近江市の五個荘金堂や大津市坂本にある名勝、延暦寺里坊庭園でも塀が倒壊するなどした。 高島市では市農業公園マキノピックランドのクリ園で約300本が倒れたり枝折れし、リンゴ園でも被害が出た。 一方、新名神高速道路は、草津ジャンクション−甲賀土山ic間が約7時間半通行止め。 遊覧船「ミシガン」を運行する琵琶湖汽船も終日運休した。 jr西日本は、東海道線の新快速が始発から午前11時まで運休するなどダイヤが乱れた。 jr大津駅では、出勤中の女性会社員(43)が「あまりに混んでいるので、1本やり過ごします」と困惑していた。 10月9日朝刊 【関連ニュース】