`18|の接近で設置された府の災害警戒本部は、8日午後3時現在の府内の被害状況をまとめた。 けが人はなかったが、19市町で118世帯162人が一時的に自主避難し、綾部市大杉町で民家1軒のトタン屋根がめくれた。 国道162号(南丹市美山町−福井県境)など19カ所が落石や冠水で通行止めとなり、南部を中心に4110軒が一時停電した。 同本部によると、台風は8日午前5時ごろに府内に最接近。 正午までの24時間雨量は南丹市美山町で201ミリ▽舞鶴市で177ミリ▽綾部市で152ミリを観測した。 道路の通行止めは午後3時現在、国道162号など12カ所で続いている。 京都縦貫自動車道は7日午後9時50分から8日午前9時半まで時速50キロ規制となり、ktr(北近畿タンゴ鉄道)は8日始発から午前10時20分まで運転を見合わせた。 停電となったのは笠置町▽和束町▽木津川市▽京都市▽亀岡市▽宇治田原町。 最長は和束町石寺で午前1時33分から午後1時17分までの11時間44分。 また、長岡京市粟生では8日午前2時45分ごろ、築約100年の民家の土塀(高さ約1・5メートル、長さ約10メートル)が北側の市道に倒壊。 民家に住む農業、春田忠男さん(65)は「夜中に『バシャー』とすごい音がし、見たら倒れていた」と驚いていた。 【太田裕之、成田有佳】 ◇大徳寺の塔頭被害、石清水八幡宮も 台風は文化財にも被害をもたらした。 府教委文化財保護課によると、大徳寺(北区)の塔頭(たっちゅう)、二条城(中京区)の唐門、石清水八幡宮(八幡市)の摂社など国重要文化財でも小規模な被害が出た。 8日午前5時半ごろ、大徳寺興臨院本堂の檜皮葺(ひわだぶき)屋根約380平方メートルのうち約6平方メートルがはがれ落ちているのを福代洋道住職(52)が見つけた。 本堂は16世紀中ごろの建立。 屋根は檜皮が竹くぎで打ち留めてあり、耐用年数は約35~40年とされている。 31年前に屋根の葺(ふ)き替え工事をしており、近く全面葺き替えする予定だった。 当面は、はがれ落ちた部分をトタン板で補強する。 また、石清水八幡宮でも狩尾(とがのお)社本殿檜皮葺屋根の一部が、強風ではがれて損傷。 本殿は、同宮に現存する建築物として最古であることから、昨年12月に重文指定を受けていた。 同宮は「府の文化財保護課などと相談しながら修復を急ぎたい」としている。 【野宮珠里、橘建吾、玉置勝巳】 ◇府内公立校254校が休校 府教委によると、`18|の影響で8日、府内の公立学校(京都市立を除く)のうち、小学校164校、中学校63校、高校17校、特別支援学校9校の計253校が休校、計102校で始業時間を遅らせるなどした。 また京都市教委によると、市立学校は中学校1校が休校、始業を遅らせた学校が計269校あった。 【野宮珠里】 10月9日朝刊 【関連ニュース】