◇復興の杵音響く 響け!! 復興の杵(きね)音−−。 `9|豪雨(8月)で壊滅的な被害を受けた佐用町平福の農産物直売所「因幡街道平福市」に出荷する生産者ら6人が26日、神戸市東灘区・六甲アイランドで餅つきや野菜市などを開催。 阪神大震災(95年1月)を経験した神戸からの支援に感謝し、復興に立ち上がる佐用の『元気とおいしさ』をアピールした。 県内の安全・安心な野菜でレストランや直売所を運営する同アイランドの「よりあい野菜クラブ」と平福市が企画。 水害を乗り越え今秋、収穫したばかりのもち米40キロをいったん蒸した後、臼に運び、ケヤキの杵で「ペッタン、ペッタン」とつきあげると、親子連れや近くの会社員らが大歓声。 きなこやあんこをまぶして「おはぎ」にして振る舞われた。 旬の太ネギやサトイモ、ダイコン、白菜、リンゴなども市価の半値程度で販売。 「復興に役立つなら」と、主婦らが次々に買い求めた。 約50アールの田畑が冠水するなどの被害を受けた木村英さん(62)=佐用町宗行=は「がれきに埋まった田んぼに、一時は農業が出来なくなるなるのではないかと心配したが、神戸からの援農や励ましに支えられた。 これからも交流を続けたい」と笑顔だった。 平福市は01年、国道373号沿いの道の駅にオープン。 町内130軒余りの生産者が旬の野菜を持ち寄る。 95年1月の阪神大震災では神戸市長田区御蔵地区に駆けつけて連日、炊き出しを行い、被災者を佐用町に招くなど交流を続ける。 12月にも、「よりあい野菜クラブ」(078・857・8267)で、同様のイベントがある。 【中尾卓英】 〔神戸版〕 10月28日朝刊 【関連ニュース】