`9|の豪雨で甚大な被害を受けた佐用町内の幼児の4割に、災害のショックから「赤ちゃん返り」と呼ばれる行動が見られることが、臨床心理士らのグループが実施した調査で分かった。 グループは「大人ばかりでなく、子どもたちも大変な状況にあったことがうかがえ、長期的な心のケアが必要だ」と指摘している。 【小泉邦夫】 ◇コミュニケーション大切に 長期的なケア必要 児童家庭支援センター「すずらん」(たつの市)や県臨床心理士会災害後の心のケアチームなどが災害後約1カ月を経た9月、町内6幼稚園・保育所でアンケートを実施。 保護者239人から回答があった。 このうち64%が被災者だった。 「甘えたり、小さいころに戻ったような振る舞いをするか」との質問には、「非常に」が7人、「かなり」が39人、「少しは」が47人にのぼった。 見方による違いはあるものの、約40%が赤ちゃん返りの反応があるとの結果だった。 また、「1人でいることを怖がる」の回答者に占める率は32%▽「トイレやふろに1人で行けない」は29%▽「親から離れられない」は24%だった。 アンケートを企画した「すずらん」の吉田明世・臨床心理士は「災害時の両親らの緊迫した状況から、子どもたちは小さいなりに『大変なことが起きている』と感じたはず。 赤ちゃん返りは安心感を取り戻そうという行動で、コミュニケーションが大切。 長期化するようなら専門家に相談してほしい」と話している。 問い合わせ先は「すずらん」(0791・58・1145)。 〔播磨・姫路版〕 11月12日朝刊 【関連ニュース】