琵琶湖北湖で昨秋、湖底の溶存酸素濃度が過去最低となった問題で、今年は濃度が平年程度に回復したことが分かった。 発表した県琵琶湖環境科学研究センターは、`18|などの影響ではないかとみている。 同センターによると、北湖では昨年11月、高島市今津町沖の水深90メートルの湖底付近で、溶存酸素濃度が調査を始めた79年以降最低の1リットルあたり0・5ミリグラムを記録。 貧酸素状態で湖底の浄化能力が落ち、生物への影響が心配されていた。 今年10月初旬には、平年(4・1ミリグラム)を大幅に下回る2・5ミリグラムだったが、中旬以降回復し、今月24日には3・8ミリグラムまで上昇した。 `18|や夏に吹いた強い北西風で湖水がかき混ぜられた可能性があるという。 ただ、湖底に有機物が堆積(たいせき)する7~10月の酸素濃度は平年以上のペースで低下しているといい、同センターの石川俊之研究員は「酸素濃度が急激に低下するメカニズムは明らかになっておらず、安心できない。 湖底の性質が変わったのかも知れない」と話している。 【稲生陽】 11月27日朝刊 【関連ニュース】